4.5. 核とリボソーム : 細胞の遺伝的制御
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核の構造と機能
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核膜 nuclear envelope
核の2重膜の境界
核膜のそれぞれの膜は構造的には細胞膜と似ている
核膜孔
核と細胞質の間の特定の物質の通過を可能にしている
クロマチン chromatin
核内では、長いDNA分子がタンパク質と結合してクロマチンと呼ばれる繊維構造を形成している
一つ一つの長いクロマチン繊維はそれぞれ1本の染色体 chromosomeを構成している
細胞内の染色体の数は種によって異なる
ヒトの体細胞では46本
イネの細胞では24本
イヌの細胞では78本
核小体 nucleolus
リボソームの構成要素が作られる場
リボソーム
リボソームはタンパク質合成にあずかる
真核細胞では、リボソームの構成要素は核内でつくられ、その後、核膜孔を通って細胞質に運ばれ、細胞質でリボソームは機能する
リボソームのあるものは細胞質という溶液相に浮遊した状態でタンパク質を合成する
他のリボソームは小胞体とよばれる細胞小器官の外側に結合して、膜に組み込まれるタンパク質や、細胞外に分泌されるタンパク質を合成する
4.1. 生物学と社会 : 細菌の細胞を標的にする薬剤で細菌のリボソームと真核細胞のリボソームにいくつかの重要な違いがあり、それらがいくつかの抗生物質の標的になることを思い出して欲しい
DNAはどのようにしてタンパク質合成を指令するか
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DNAは自身にコードされた情報をメッセンジャーRNA(mRNA)と呼ばれる分子に移すことによって、細胞質でのタンパク質合成が遂行されるようにしている
そのRNA分子は、どのタンパク質をつくるかの指令を核から細胞質へもっていく
mRNAは核膜孔を通って出ていき、細胞質へと移動して、そこでリボソームと結合する
リボソームがmRNAに沿って移動していくにつれて、遺伝情報は特定のアミノ酸配列をもったタンパク質へと翻訳されていく
→4.6. 内膜系 : 細胞内でつくられた物質の加工と配送